2022年05月02日

スインギン・ザ・トゥエンティーズ / ベニー・カーター    CD 

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ベニー・カーターはビッグバンドを率いて、作編曲もお手のものだったし、あらゆる楽器を演奏できたマルチプレイヤーだった。ウィキペディアに間違いがなければ、72歳で結婚して95歳で逝去というのも凄い。これは1920年代のウォール街のショウで演奏された音楽、「君はすてき」や「私の青空」などの名曲を、ワンホーンのクァルテットでスイングしようというアルバム。

カーターのアルトサックスは突き抜けるような明るさで晴れがましく、ミュートをつけたトランペットはちょっともの悲しく、感情表現の幅が広い。名手アール・ハインズのピアノが聴けるのも嬉しいし、リロイ・ヴィネカー(b)、シェリー・マン(ds)とリズム隊も最強。ロイ・デュナンの録音も、くっきりと鮮度が高い。みんな良い仕事をしている、大名盤だと思うけど、いまはあまり聴かれていないようだ。これからジャズを聴いてみようという人にも、お勧め。(Swingin' The 20s Wall Street Lays An Egg / The Benny Carter Quartet   1958 Contemporary)
タグ:contemporary
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2022年05月01日

シムリ / アリルド・アンデルセン     CD

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アリルド・アンデルセン(b)の3枚組ボックスの一枚。つきあっているのはユハニ・アールトネン(ts, ss, fl)、ラーシュ・ヤンソン(p)、ポール・トーセン(ds)の面々で、ヤンソンしか知らなかった。ほとんどがアンデルセンの自作曲で、アールトネンはロリンズばりの豊かなトーンでサックスを吹くし、気合の入ったフルートは出色だ。アンデルセンのベースも温かい音色でたっぷり響いており、70年代ECMの耽美系録音ではあってもホットな印象を受ける。それがためにCD化されていなかったのかもしれないけど、アルバムとしての出来は良く、濃密な音空間に浸ることができる。(Shimri / Arild Andersen   1976 ECM)
タグ:ECM
posted by あおのり at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1970年〜

2022年04月30日

ネイチャー / 板橋文夫     LP

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A面は板橋文夫(p)、望月英明(b)、亀山賢一(ds)のピアノ・トリオで、望月さんの重厚なベースと亀山さんのビシバシ決まるドラムスに乗っかって、板橋さんは快調に飛ばす。そして絶品のバラード「リッスン・トゥ・マイ・ストーリー」で閉じる。B面は大自然をテーマに、大友義雄(as)、古沢良次郎(ds)、初山博(vib)、山崎弘一(b)が加わる。14分弱に及ぶ「マクンバ」は圧巻だ。終曲の「アッシュ」は寂寥感が漂い、余韻を残して消えていく。30歳でこれほどのアルバムを作った板橋さんのピアニスト、作曲家としてのスケールの大きさをあらためて感じる。録音はドラムが大き過ぎると感じる人もいるだろうけど、ライブハウスで聴いているときのバランスに近くて好ましいと思う。(Nature / Fumio Itabashi  1979 Better Days)
posted by あおのり at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1970年〜

2022年04月29日

ミドル・マン / ボズ・スキャッグス    CD

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楽曲のほとんどは大物プロデューサーになったデヴィッド・フォスター(key)が提供し、TOTOの面々やレイ・パーカー Jr.(perc)など、腕利きが寄ってたかって作り上げたアルバム。ボズの中にいた粗削りなロック野郎はどこかに行ってしまい、ストリングス、ホーン、コーラスも入ったアレンジは、すっかりお手のものという感じで洗練されている。ボズはこのアルバムを出してからリタイアして、レストランの経営に乗り出したそうだけど、もうやるだけやって(やらされて?)飽きてしまったのだろうと思う。もちろんアルバムの出来は良くて、AORの名盤と言われているだけのことはある。(Middle Man / Boz Scaggs   1980)
posted by あおのり at 10:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック

2022年04月28日

CD58 ラモー 「優雅なインドの国々」「ダルダニュス」組曲 / コレギウム・アウレウム

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ラモー(1683〜1764)は、バロック時代のフランスで活躍した作曲家で音楽理論家。いま使われている機能和声、ルートや展開形について初めて体系的に記述した人らしい。このCDでは二つのオペラの音楽が、組曲版で演奏されている。ジャケットの表面はあきらかなミスで、なぜか別のCDのが使われている。ものが演奏は生き生きとしているし、録音もきれいだ。(Jean-Philippe Rameau  Les Indes Galantes - Dardanus / Collegium Aureum   Deutsche Harmonia Mundi 1967)
posted by あおのり at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | Deutsche Harmonia Mundi