2021年09月05日

妖精 / チック・コリア   CD

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「ファンタジー三部作」の一枚。ゲイル・モランのヴォーカルをフューチャーして、楽園的というか、夢のようなというか、ともかく一つの世界を造り上げているのはとても良いと思う。テクニック先行の後期RTFよりは、聴いていて心がなごんで来る。アコースティック・ピアノとシンセサイザーの使い分け、デリケートなシンセの音作りなど、チックも手慣れて来ているように思う。スティーヴ・ガッドのドラムは、最高だ。(The Leprechaun / Chick Korea   1975 Polydor)
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2021年08月25日

マイ・スパニッシュ・ハート / チック・コリア     CD

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チック・コリアはスペインの血を引いており、かの地の情景やご先祖さまたちの暮らしに想いを馳せて作ったアルバム。ドラムがやたら勤勉なレニー・ホワイトからスティーブ・ガッドになったこともあって、異国情緒を楽しむイージーリスニングという感じだ。LP時代は2枚組だったが、CDで1枚にまとまった。これが仇になって、通しで聴くにはちょっと辛い。LPの片面を、気分転換にBGMのように流すの良かった。(My Spanish Heart / Chick Corea   1978 Polydor)
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2021年08月19日

ノー・ミステリー / リターン・トゥ・フォーエヴァー   CD

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「カモメのチック」からわずか3年だけど、ジャズの大らかさはもう感じない。あえて言うなら、「プログレッシヴ・ファンク」。レニー・ホワイトのドラムは相変わらず盛大だが、それでもスベっていないのは他のメンバーがこのドラムに追いつくようになって、みっちみちに充満しているからだ。こんなに目を三角にして演らなくても良いんじゃないか、とも思うけど、当時はイケイケで突き進んでいくのが良かったのだ、きっと。(No Mystery / Return To Forever featuring Chick Corea   1975 Polydor)
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2021年08月15日

銀河の輝映 / リターン・トゥ・フォーエヴァー   CD

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「輝映」って、どう読ませたいんだろう。「Smoke gets in your eyes」を「煙が目にしみる」と訳した人は、偉かった。前作よりもロック・テイストが強くなり、音はスッキリまとまって聴き易くなっている。バンドのコンセプトに合わなかったのだろう、地味変(ジミヘン)だったビル・コナーズ(g)は、20歳の新鋭アル・ディメオラに交替。レニー・ホワイト(ds)は手数を減らし、スタンリー・クラーク(b)も余計なことをしていないのでグルーブするようになっている。でもいま聴けば、チックのシンセサイザーは音がのっぺりして退屈だ。これだったらフェンダー・ローズやハモンド・オルガンを弾いてくれていた方が良かった。「カモメのチック」はひとつの完成形で、そこからどう進化するかという過程にあったのだろう。(Where Have I Known You Before / Return To Forever featuring Chick Corea  1974 Verve)
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2021年08月13日

第7銀河の賛歌 / リターン・トゥ・フォーエヴァー    CD

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お徳用5枚組のジャケットは、カモメのイラストではなかった。ヤル気のあるイモほど厄介なヤツはない、などと思ってしまうのは、レニー・ホワイト(ds)だ。ファンの人には申し訳ないが、やたらバタバタと16分の手数が多くて、これでは音楽が流れて行かない。チックはスティーヴ・ガッドに叩いて欲しかったらしく、そうなっていたらまるで違うアルバムになっていただろう。始末に悪いのが、スタンリー・クラークのぶんぶんベースと妙にコンビネーションが良くて、ベースやドラムを演奏する人は感激するかもしれない。ある意味玄人受けするバンドだけど、聴いて楽しいかと言われれば、楽しくはない。(Hymn of The Seventh Galaxy / Return to Forever featuring Chick Corea   1973 Polydor)
posted by あおのり at 08:45| Comment(0) | TrackBack(0) | フュージョン