2021年11月02日

ヴァーティカルズ・カレンシィ / キップ・ハンラハン    CD

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アメリカン・クラーベを率いるキップ・ハンラハン(perc)の、これは「ポップ・アルバム」だ。スティーヴ・スワロウ(el-b)が導いて、ジャック・ブルースが歌い、ディヴィッド・マレイ(ts)が咆哮する。とんでもなく豪華なメンバーで、言ってみればラテンとジャズとヒップホップのフュージョンをやっている。「ヒップホップ」というのは、「トラップ」というリズムでとんでもない低音の打ち込みも入っている。昔に貸しレコードからカセットにコピーして聴いていたときは、こんな低音が入っているとは思わなかった。ぼくが持っているのは、たまたまSACDのハイブリッド盤だ。(Vertical's Currency / Kip Hanrahan   American Clave 1985)
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2021年10月19日

サイド・アイ / パット・メセニー   CD

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パット・メセニーは少年時代から、共演することで多くのミュージシャンから学んで来た。今度は自分が彼らをサポートする番だということで、恩返しのプロジェクトを「サイド・アイ」と名づけた。初のアルバムはジェームス・フランシス(key)とマーカス・ギルモア(ds)と組んだ、オルガン・トリオのライブ。ちなみにギルモアは、ロイ・ヘインズ(ds)のお孫さんだとのこと。

パットは広大な音世界を完ぺきに作りあげたアルバムも良いけれど、ライブハウスに飛び入りしたような演奏も聴いてみたい。そんなファンのニーズに応えている。なつかしや「ブライト・サイズ・ライフ」も取り上げている。「ニューヨークのライブハウスにパットが出ると聞いて立ち寄ってみたら、まるで知らない二人とのトリオでどうしようかと思ったけど、聴いてみたら凄く良かった」、その疑似体験できる。ちなみに日本盤のみ「The Bat」が最後に収録されており、アンコール・ピースには良いだろうと思って、久々に日本盤を購入した。(Side Eye / Pat Metheny   2021 Metheny Group Productions)
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2021年09月26日

マッド・ハッター / チック・コリア    CD

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食わず嫌いというか食傷気味というかで聴いたことがなかったけど、「ファンタジー三部作」ではもっとも完成度の高いアルバムだと思う。さまざまな音楽がコラージュされているけど、違和感がない。アンサンブルと個人技、アコースティックとエレクトリックが調和している。スティーブ・ガッドもジョー・ファレルも良い味を出しているけど、とくにエディ・ゴメスはビル・エヴァンスとの共演とは違って、ヘンに張り切らずに良い演奏をしていると思う。(Mad Hatter / Chick Korea  1978 Polydor)
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2021年09月18日

パット・メセニー・グループ   LP

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ライル・メイズは、パットに「彼としか弾きたいと思わない」と言わせたピアニストだ。「キーボード奏者」でないのは、マッコイ・タイナーのようにゴリゴリと弾くのが本性だから。でも建築家でもあったメイズは、全体を見渡して空間を設えることにも長けていた。ダン・ゴットリーブのドラムはジャズの伝統に根ざしたもので、実は猛烈にスイングしている。マーク・イーガンはビートの安定感が抜群で、リード・ベースに躍り出てもサマになる。無名の4人組だったけど、「サン・ロレンツォ」を始めとして楽曲も良かったからブレイクするのは当然の成り行きだった。生まれながらにしても名盤と言える。(Pat Metheny Group  1978 ECM)
タグ:ECM
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2021年09月08日

シークレット・エージェント / チック・コリア   CD

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ドラマーがラテン風味満載のアイアート・モレイラに戻り、ギターはなし。1曲だけアル・ジャロウが歌っているけど、ゲイル・モランのヴォーカルをフューチャーしている。トランペットやストリングスまで、腕っこきが揃っていて、ソロ・パートもゆとりがある。何と言ってもバニー・ブルネルのフレットレス・ベースが光っていて、手癖ゆえの切れ味?はハンパではなく、ブルネルのアルバムを聴いているような気分になってしまう。(Secret Agent / Chick Korea   1978 Polydor)
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