2022年03月28日

ザ・キングダム / マッズ・ヴィンディング     CD

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マッズ・ヴィンディングと言えば、デューク・ジョーダンの「フライト・トゥ・デンマーク」でベースを弾いていた。控えめなプレイヤーと思っていたら、リーダー作では凝ったソロを披露している。つきあっているのはエンリコ・ピエラヌンツィ(p)と、アレックス・リール(ds)で、スタンダードとオリジナルの配分も良く、フリー・インプロヴィゼーションも1曲入っている。この三人はかつてともに演奏したときにとても波長が合っていたので、ファースト・テイクによるCDを作る意気込みだったとか。録音は全体的には良いが、曲によってはドラムが引っ込んだりする。(The Kingdom / Mads Vinding Trio   1993 Stunt Records)
タグ:stunt
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2022年03月09日

ウィー・スリー / スリー・フォー・オール     CD

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「スリー・フォー・オール」はデイヴ・リーブマン(sax,fl)、スティーヴ・スワロウ(el-b)、アダム・ナスバウム(ds)と、いずれ劣らぬ曲者ぞろいのサックス・トリオだ。リーブマンはコルトレーンの追従者から抜け出して、自分の言葉で音を紡いで来た。アドリブの切れ味は鋭く、感情表現も豊かだ。スワロウは「エレクトリック・ベース」と言うよりも、「ベース・ギター」で独特の味を出している。ナスバウムの頭脳プレイというか、色々な引き出しがあるのが面白い。録音もクリアで、臨場感がある。(We Three / Three For All  Dave Liebman Steve Swallow Adam Nussbaum  Challenge Jazz 2006)
タグ:Challange
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2022年03月04日

コーネル・アンド・ガヴァナー / トミー・エマニュエル & マーティン・テイラー   CD

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トミー・エマニュエルはオーストラリアのギタリストで、カントリーの大御所チェット・アトキンスから名人に認定された「フィンガー・ピッキングの神様」。カントリーやフォークをフィールドにしているので、ジャズのマーティン・テイラーとはふだん演奏している音楽が異なっている。「ギターが好きな者どうし、そんなこと関係ないもんねー」とくつろいだ雰囲気で、楽しんで弾いているのが伝わってくる。ジャケットの写真を見る限りでは、エマニュエルはエレアコ、テイラーはフルアコを弾いているようだ。クインのマスターからいただいた一枚(The Colonel & The Governor / Tommy Emmanuel & Martin Taylor   1993 Sony Import)
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2022年02月26日

メロディ・アット・ナイト・ウィズ・ユー / キース・ジャレット    CD

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キース・ジャレットは慢性疲労症候群という病気で、1996年から音楽活動を停止せざるを得なかった。身体的にも精神的にも辛い症状が続くのみならず、原因も治療法も不明なのだから、苦しかっただろうと思う。このアルバムは復帰第一作となったもので、1997年12月にキースの自宅スタジオで録音された。それまで支えてくれた、夫人への感謝を表すために弾いたらしい。

演奏は簡素なヴォイシングで、メロディの美しさを引き立てている。興にノッて唸ることもなければ、インプロヴィゼーションの閃きを感じさせることもない。キースには音楽する喜びはあったのだろうか? 「だれかのために弾ける」ピアニストであることを確認する作業だったのだろうか? メロディの美しさ、難病の克服、妻への感謝と売れそうな要素が詰まっているし、実際にアルバムはヒットした。でも、聴いていてちょっと辛くなるアルバムだ。(The Melody At Night, With You / Keith Jarrett   1999 ECM)
タグ:ECM
posted by あおのり at 17:22| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1990年〜

2022年02月11日

テ・ヴー! / ロイ・ヘインズ

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録音した年にはドナルド・ハリソン(as)34歳、パット・メセニー(g)40歳、デヴィッド・キコスキー(p)33歳、クリスチャン・マクブライド(b)22歳、そしてリーダーのロイ・ヘインズ(ds)は69歳。ヘインズは90歳を越えても跳んだり跳ねたりしてドラムを叩いていたけど、驚異的な持久力は鉄人と呼ぶに相応しい。オールスターのセッションはサラっと演奏してお終いになることが多いけど、これもその例にもれない。それでも聴きどころはしっかりあって、ヘインズの趣味の良いドラムも堪能できる。パットが「オフランプ」に録音した「ジェームズ」が、アップテンポで演奏されている。(Te Vou! / Roy Haynes   1994 Diswues Dreyfus)
posted by あおのり at 15:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1990年〜