
マッズ・ヴィンディングと言えば、デューク・ジョーダンの「フライト・トゥ・デンマーク」でベースを弾いていた。控えめなプレイヤーと思っていたら、リーダー作では凝ったソロを披露している。つきあっているのはエンリコ・ピエラヌンツィ(p)と、アレックス・リール(ds)で、スタンダードとオリジナルの配分も良く、フリー・インプロヴィゼーションも1曲入っている。この三人はかつてともに演奏したときにとても波長が合っていたので、ファースト・テイクによるCDを作る意気込みだったとか。録音は全体的には良いが、曲によってはドラムが引っ込んだりする。(The Kingdom / Mads Vinding Trio 1993 Stunt Records)
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