2021年08月21日

アフター・ザ・ストーム / マット・スローカム   CD

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マット・スローカムはいま40歳で、ドラムをピーター・アースキンに学んでいる。ピアノのジェラルド・クレイトンをフューチャーしたピアノ・トリオだが、全9曲のうち6曲をスローカムが書いている。残りの2曲はスタンダード、そしてラヴェルの「鏡」の「鐘の谷」はスローカムによるアレンジだ。クレイトンは伸びやかで透明感のあるピアノを弾いており、マッシモ・ビオルカティのベースも厚みのある響きでとても良い。第一印象はちょっと地味だけど、良い音に惹かれて聴きこんでしまうようなアルバム。(After The Storm / Matt Slocum    2011 Chandra Records)
タグ:Chandra
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2021年08月14日

俵山昌之Quintet    2CD

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録音は「俵山昌之 Quintet in Kyoto」にさかのぼること5年、まつもと市民芸術館小ホールでの、ライブ録音。メンバーは岡 淳(ts, fl)さんと川嶋哲郎(ts)さんが異なっている。いちずにジャズを愛していることが伝わってくる演奏だし、会場の人たちもジャズを愛しているのが伝わってくるようだ。「ジャズ」は音楽のジャンルではなくて、コミュニティではないかと思うことがある。CD-R盤ということもあるのか、音は分解能が高くて鮮明だ。
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2021年08月09日

レディオ・フライヤー / JDアレン     CD

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JDアレン(ts)は1972年生まれ、コルトレーンやロリンズの流れをくみつつ、よりトンがったプレイが持ち味のプレイヤーだ。ギター・トリオをバックに演奏されているのは、全曲オリジナルのフレーズがアウトするジャズだ。ギターのリバティー・エルマンはM-BASEの人で、ウネウネとクロマチックなアプローチで空間を生み出しながらアレンのテナーに絡んでいく。リズム隊も強力で、歯ごたえのあるジャズとして秀作だと思う。(Radio Flyer / JD Allen   2017 SAVANT)
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2021年08月06日

ラスト・レコーディング / ハンク・ジョーンズ   CD

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ハンク・ジョーンズは2010年5月16日に、91歳で亡くなった。最後の来日となったライブを一関「ベイシー」で聴くことができたのは、幸運だった。若い衆を従えての、茶目っ気もあるステージで、「200歳までピアノを弾いていたい」との発言通りになりそうだった。このアルバムでも、ハンクらしい味わいのある演奏で、ロイ・ハーグローヴ(tp)も花を添えている。これまでのキャリアを振り返るような選曲に感じられるし、ラストのピアノ・ソロ「君を想いて」は辞世のように感じてしまう。プロデュースはやはり亡くなった伊藤八十八氏が手がけており、各楽器の音質を鮮明にとらえた録音も非常に良い。(Last Recording / Hank Jones  2010 Eighty-Eight's)

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2021年06月20日

ウォーター・ミラー / 大石 学   CD

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大石学(p)がフランスで Fazioli を、ソロで弾いたアルバム。自作曲が5曲続いてから、「ハウ・インセンシティヴ」「ラウンンド・ミッドナイト」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」そしてまた自作曲が2曲という、構成になっている。しっとりと地味な演奏なのだけれど、タイトル通りに水面に映る光と影、そしてさざ波を連想させるような透明感とダイナミズムにあふれている。(Water Mirror / Manabu Ohishi   2011 澤野工房)
タグ:Sawano
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