2023年02月03日

インサイド・アウト / ユライ・スタニク      CD

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ユライ・スタニク(p)、フランス・ファン・ダー・フーヴェン(b)、ロベルト・ピストレージ(ds)による、ピアノ・トリオ。三人ともおそらくはオランダ人で、同国のジャズをけん引してきたピアニスト、ロブ・マドナへのオマージュ作品となっている。収録時間は35分と、昔のブルーノートなみだけど、濃密で緊迫感のある演奏を楽しむことができる。オリジナル曲がメインで、ガーシュウィンとマル・ウォルドロンの曲も、1曲ずつ取り上げている。録音も良くて、ピアノのリアルな打鍵や響きにはゾクっと来る。(Inside Out / Juraj Stanik Trio   2019 Challange Records)
タグ:Challange
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2022年11月11日

ジャズ・ギター 2 / 菅野義孝 ライブ・アット・モンゴメリーランド   CD

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菅野義孝(1972〜)は、岩手県の山あいにある東和町(現花巻市)の出身。小難しいことやテクニック云々ではなくて、気持ち良くスイングするギタリストだ。岩手の人らしい、と思う。粟谷巧(1985〜)は北海道の出身で、若きテクニシャンだ。池袋のライブハウスでのライヴを録音したこのアルバムは、ほのぼのと暖かく、心地よく、聴き疲れしない。菅野作のブルーズが1曲の他は、スタンダード・ナンバーが続く。菅野のES-175のピックアップはシングルコイルのP90で、粟谷のベースはガット弦が張られている。その音色の妙もとらえていて、好録音だと思う。ジャズに詳しくない人も楽しめるし、聴きごたえもあるCDだ。(Jazz Guitar2  / Yoshitaka Kanno  2013 What's New Records)
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2022年10月18日

イン・ザ・マウンテンズ / エスペン・エリクセン・トリオ    CD

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エスペン・エリクセン(1974〜)は、ノルウェイのピアニスト。ラーシュ・トルモッド・ジェンセット(b)、アンドレアス・バイ(ds)と組んだトリオに、3曲でイギリスのアンディ・シェパード(sax)が加わっている。このトリオは10年以上にわたって活動しており、お互いの手の内を知り尽くしたうえで、見せ場を作っているように感じる。内省的で耽美的なジャズ……と思っていたら、シェパードの語り口が多彩なことに気がついた。各地でのライヴを収録しているが、統一感のあるアルバムに仕上がっている。(In The Mountains / Espen Eriksen Trio   2021)
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2022年09月11日

山田貴子 類家心平 LIVE IN KYOTO

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類家心平(tp)は青森県八戸市出身で、海上自衛隊の音楽隊で6年間を過ごしてから上京した、言ってみれば現場たたき上げの人だ。山田貴子は音大でクラシックピアノを専攻してからジャズに転向していて、出自の異なる二人が十数年もデュオで活動してきたのが興味深い。このライブ録音では山田の自作曲が「蓮」の1曲で、あとはスタンダードナンバーや、面白いところではキース・ジャレットの「スパイラル・ダンス」が取り上げられている。類家のくすんだ音色と歌心、そして山田の反応性と間合いの取り方が絶妙で、音楽に引き入れられるような空間を作っている。その空間の雰囲気までもがしっかり録音されていて、目の前で二人が演奏しているような気分になってくる。インディーズ・レーベルの「信州JAZZ民」の健闘を祝いたい。(Takako Yamada & Shinpei Ruike  Live In Kyoto  2021 Shinshu Jazz Min)
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2022年09月02日

イン・モントリオール / チャーリー・ヘイデン エグベルト・ジスモンチ    CD

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モントリオール国際ジャズ・フェスティバルで、チャーリー・ヘイデンが行ったデュオ演奏の一枚。ドン・チェリーやゴンサロ・ルバルカバなど、他のミュージシャンとのデュオは別のレーベルから発売されているが、エグベルルト・ジスモンチ(g, p)の契約の関係で、このアルバムだけECMからリリースされたのだと思われる。ジスモンチ作が7曲、ヘイデン作が2曲、演奏されている。濃密なやりとりがあるのはもちろんだけど、それぞれの代表曲が続くので、リスナーとしてはお得な気分になる。二人だけの演奏だけど、オフマイク気味で臨場感のある録音だ。ガット弦を張ったヘイデンの、ぬめっとしたベースの音が温かく響く。(In Montreal / Charlie Haden & Egberto Gismonti   1989 ECM)
タグ:ECM
posted by あおのり at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 2010年〜