2021年04月09日

60 シューマン、ベートーヴェン ピアノ協奏曲 / クライバーン ライナー指揮シカゴ交響楽団

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意外にも、シューマンはピアノ協奏曲を1曲しか残していない。でもオーケストレーションがくどく感じられる交響曲より、ずっと聴き易いと思う。ベートーヴェンは第5番「皇帝」。クライバーンは前に聴いた協奏曲よりも、リラックスして弾いているようだ。チャイコフスキーはソ連からの凱旋録音だったし、ラフマニノフやプロコフィエフは難曲、ということで気負っていたのだろうか。踊っているようなピアノが印象的で、60枚セットの最後を飾るにふさわしい名演と言っても良いのではないだろうか。

Living Stereo 60 CD Collection の特徴として、

・録音は総じて素晴らしい。マスタリングも自然で、いわゆるラウドネス競争に巻き込まれていない。
・すべてスタジオでのセッション録音で、ライブ盤はなし。
・LP2枚を1枚にまとめた盤もあり、実質のボリュームは60枚以上。
・指揮はミュンシュ、ライナー、ポントゥー、オーケストラはボストンとシカゴ、ピアノはルービンシュタインとクライバーン、ヴァイオリンはハイフェッツなど、豪華な顔ぶれ。
・厚紙のジャケットにCDがハダカで入っている。
・重低音域でノイズが乗る盤(17 ボレロなど)が2〜3枚あった。サブ・ウーファーを切って聴けば気づかないレベル。
・選曲は録音の凄さを売りにしているためか、大編成のオーケストラに偏っている。ベルリオーズやリヒャルト・シュトラウスはこれでもかと入っているが、ハイドンはゼロ、モーツァルトは1曲、弦楽四重奏やピアノ三重奏はゼロ。軽音楽やマーチは要らないが、色々な人が買うのだろうから外せなかったのも分かる。

こんなところだろうか。
posted by あおのり at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | Living Stereo 60 CD Collection

59 リヒャルト・シュトラウス:家庭交響曲 町人貴族(組曲) / ライナー指揮 シカゴ交響楽団

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演奏のせいかもしれないが、「家庭交響曲」をWIKIの解説を頭に入れて聴いていると、「これが家庭の様子って、いったいどんな家庭なんだ……」と思ってしまう。使用人が何十人といるお屋敷で、ド派手な夫婦喧嘩をやらかしたかと思えば、パーティーを開いて仲睦まじくお客さまをもてなしてみたり、いろいろあって最後はトップに登りつめる……みたいな、そんな家庭なのだろう。リヒャルト・シュトラウスはオペラと管弦楽の両方で評価された最後の作曲家で、腕前は素晴らしかったのだろうけど、ちょっと趣味じゃないかも。
posted by あおのり at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Living Stereo 60 CD Collection

2021年04月08日

58 大地の歌 / ライナー指揮 シカゴ交響楽団

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死の恐怖に憑りつかれていたマーラーは、ベートーヴェンが交響曲を第9番まで遺したことから、自分では「第9番」とせずに「大地の歌」と名づけた……というエピソードは有名だ。ベートーヴェンの第9は第4楽章から歌ものになるけど、これはいきなり歌から始まる。独唱はリチャード・ルイスと、モーリーン・フォレスター。二人とも声質が好きではないし、オーケストラの演奏も骨太で淡々としている。ドス黒い系の迫力とか女々しさとか、ぼくの思っているマーラーの魅力からはズレている。まあこれは好みの問題なので……。
posted by あおのり at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Living Stereo 60 CD Collection

2021年04月05日

57 ベルリオーズ イタリアのハロルド 序曲集 / ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団

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「イタリアのハロルド」はパガニーニからヴィオラの協奏曲を依頼されたものの、ダメ出しをされて曲想を変えていったらしい。ベルリオーズは名人芸を際立たせるよりも、光景が浮かんでくるような曲にしたかったのではないだろうか。ヴィオラを弾くウィリアム・プリムローズで、ヴィオラをソロ楽器として確立した人らしい。その他に「海賊」や「ローマの謝肉祭」など、序曲が4曲収録されている。ベルリオーズのメロディメイカーぶりを楽しめる一枚になっている。
posted by あおのり at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | Living Stereo 60 CD Collection

2021年04月04日

56 サン・サーンス フランク リスト ピアノ協奏曲 / ルービンシュタイン ウォーレンスタイン指揮NBC交響楽団

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サン・サーンスは「ピアノ協奏曲第2番」、フランクは「交響的変奏曲」、リストは「ピアノ協奏曲第1番」と、ちょっとマイナーなピアノ協奏曲が集められている。サン・サーンスは曲調が変わって行って、つかみどころがない感じだ。フランクは2楽章で短い(13分)こともあって、とっつき易い。リストはトライアングルの聴かせどころがあって、打楽器の人は妙に目立って緊張するのではないだろうか。オーケストラとピアノのバランスもとれているし、録音は非常に良い。
posted by あおのり at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | Living Stereo 60 CD Collection