
「オーディオ超絶音源探検隊」に掲載されていたので、取り寄せて聴いてみた。小型のオルガン、膝上で弾く鍵盤、ハープの三重奏で、「楽器の音はほぼ200Hz以上がメインなんですが、f特をとってみたら50Hz以下が中域並に伸びている」とあった。炭山アキラさんの25Hzまで伸びたシステムで聴くと、腰を抜かすらしい。でもその超低音は、ふいごや床鳴りの、言ってみればノイズなのだ。ぼくは10インチ口径のサブウーファーを使っていて、たしかに不気味な超低音が漂うが、「ふいご」と「床鳴り」に分離しては聴こえない。
16世紀の英国は、悪名高いヘンリー8世の時代にあたる。音楽そのものは素朴で、民衆のものという印象だ。きれいだし、楽しめる。タスト・ソロは古楽の演奏グループで、文献を発掘して当時の楽器を再現したらしい。(Early Modern English Music / Tasto Solo 2016 Passacaille)