2023年01月22日

ディジー・イン・グリース / ディジー・ガレスピー      CD

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ディジー・ガレスピーのバンドが、中近東への音楽使節団に選ばれたことを記念して吹き込まれたアルバム。民族衣装を着ているけれど、ギリシャでのライヴ録音ということではない。2つのセッションから構成されていて、いずれもビッグ・バンドの編成になっている。リー・モーガン(tp)やフィル・ウッズ(as)、ウィントン・ケリー(p)、チャーリー・パーシップ(ds)など、ふだんからつき合いのあった人たちも入っている。こういう大編成になると、むやみに張り切るガレスピーが可愛らしい。(Dizzy In Greece / Dizzy Gillespie   1956 Avid Jazz)
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2023年01月18日

ソニー・サイド・アップ / ディジー・ガレスピー    CD

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ソニー・ステッィト(ts)はチャーリー・パーカーのスタイルで吹いていると言われるのを嫌って、テナー・サックスを吹いていた時代があった。スティットによれば、パーカーのプレイを聴いたこともなかったそうだ。そんなスティットとソニー・ロリンズ(ts)、二人の「ソニー」を前面に出したアルバム。テナー・サックスのかけあいが目玉の、ジャムセッションになっている。ガレスピーも元気良く吹いているけど、レイ・ブライアント(p)と兄のトミー・ブライアント(b)の二人が実に良い。粘っこいブルーズを弾かせたらレイの右に出る者はいないし、急速調の曲でもポンポンと快適なビートを打ち出すトミーも凄い。

ノーマン・グランツがプロデュースしたレーベルの「ヴァーヴ」や「パブロ」は、「ブルーノート」や「リヴァーサイド」に比べるとあまり人気がないようだ。主張や工夫に乏しいと言うか、「上手いプレイヤーをそろえれば文句ないでしょ」的な安易なポリシーが透けて見えてしまうからか。それは否定できないけど、盛り上がって楽しいアルバムを量産した功績を称えたい。(Sonny Side Up / Dizzy Gillespie   Avid Jazz 1957)
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2023年01月09日

ロイ・アンド・ディズ / ロイ・エルドリッジ    CD

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ロイ・エルドリッジ(tp, 1911〜1989)は、ディジー・ガレスピーに多大な影響を与えたプレイヤーとされている。いわば師弟共演のアルバムになっており、バックを務めるのはオスカー・ピーターソン(p)、ハーブ・エリス(b)、レイ・ブラウン(b)、ルイ・ベルソン(ds)と、ヴァーヴではおなじみの面々。ガレスピーはエルドリッジを立てている曲もあるが、「ライムハウス・ブルース」では狂ったようにハイノートを連発して白熱した演奏を聴かせてくれる。自分名義の録音ではこれでもかと弾きまくるピーターソンも、二人のサポートに徹していて好感が持てる。純然たるリーダーアルバムでなくても、演奏が良ければセレクトしまうAvid Jazzの編集方針は正解だと思う。(Roy And Diz #2  Roy Eldridge & Dizzy Gillespie    1954 Avid Jazz)
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2023年01月03日

フォー・ミュージシャンズ・オンリー / ディジー・ガレスピー   CD

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ディジー・ガレスピー(tp, 1917〜1993)はチャーリー・パーカー(as, 1920〜1955)とともに、ビバップを立ち上げたとされる偉大なミュージシャンだ。二人の仲は決して良くなかったらしいが、謹厳実直なガレスピーとおクスリでヘロヘロのパーカーではソリが合うはずもなかったということだろう。ガレスピーはクリーンに暮らしたおかげで、長寿を全うした。上向きのトランペットを、頬をカエルのように膨らませて吹くのがトレードマークだった。Avid Jazzの2枚組4アルバムをまた買ってしまったのは、実はディジー・ガレスピーのレコードはニューポートのライブ1枚きりしか持っていないからだ。これを機会に、じっくり聴いてみようという気になった。

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Avid Jazzの1枚目は「フォー・ミュージシャンズ・オンリー」で、それは「素人さんお断り」ということか。ミュージシャンが自分たちのために好きなように演ったので、そういうのでも良ければ聴いてくださいという、そそられるタイトルだ。パーソネルはディジー・ガレスピー(tp)の他に、スタン・ゲッツ(ts)、ソニー・スティット(as)、ジョン・ルイス(p)、ハーブ・エリス(g)、レイ・ブラウン(b)、スタン・リーヴィー(ds)と、申し分のない名手の顔合わせだ。

聴かせどころは、何と言ってもホーンの三人のソロであって、それぞれに気迫のこもったブロウを聴かせてくれる。スタン・ゲッツはスイング時代から活動していた人だけど、ビバップとはひと味違うスタイルで急速調のバップ・ナンバーを吹きこなしている。ガレスピーが飛び跳ねても「ガレスピーだね」、スティットがにょろにょろしても「スティットだね」で終わってしまうのに、ゲッツは凄い。カミソリのような切れ味と、メロウなトーンが両立している。もちろんガレスピーもスティットも熱く燃えて素晴らしいプレイなのだけど、ちょっと場違いな感もあるゲッツが天才ぶりを発揮している。エリスも「チャカポカ」をやらないで、気迫のリズムを刻んでいる。全員がここまで熱演しているレコードも、珍しい。(For Musicians Only / Dizzy Gillespie - Stan Getz - Sonny Stitt   1956 Avid Jazz)
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2022年12月25日

アメイジング・バド・パウエル vol. 2     LP

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アメイジング・バド・パウエル vol. 1の続編。こちらはピアノ・トリオで演奏された二つのセッションから編集されており、アルバムとしての統一感は取れている。絶好調だったルースト盤のめくるめく世界ではないが、パウエルのピアノはイマジネーションと安定感がある。音質もルースト盤よりは良いし、落ち着いて聴けるピアノ・トリオの好盤と言える。(The Amazing Bud Powell vol. 2   Blue Note 1951)
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