2022年03月31日

シルク・ディグリーズ / ボズ・スキャッグス    CD

bozsilkdegrees.jpg

このアルバムはヒット・チャートの上位に食い込んで、「ロウ・ダウン」はグラミーを受賞。「ウィ・アー・オール・アローン」はスタンダード・ナンバーになった。ぼくは5曲目の「ハーバー・ライト」が好きで、何度も聴いた覚えがある。いま聴いても良くできたアルバムだし、古めかしさを感じない。自分が古い人間になっただけかも、しれないけど。セッションをともにしたデヴィッド・ペイチ(key)、デヴィッド・ハンゲイト(b)、ジェフ・ポーカロ(ds)がTOTOを結成することになった。三人とも良い仕事をして、スタジオの雰囲気も良かったのではないだろうか。5枚パック版では後半にライヴでの演奏が3曲追加されていて、これも楽しめる。(Silk Degrees / Boz Scaggs  1976)
posted by あおのり at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック

2022年03月21日

スロー・ダンサー / ボズ・スキャッグス    CD

bozslowdancer1974.jpg

やはりブレイク前夜のアルバムだけど、腕利きのミュージシャンを集めてゴージャスな音作りになっている。ギタリストを挙げればフィル・アップチャーチにジェイ・グレイドンだ。レコード会社としても、ボズ・スキャッグスの歌唱力とルックスにヒットする可能性を信じていたのだろう。音作りはソウル、ファンク、もしくはストレートなサザン・ロックに近い感じだ。表題曲は名曲だと思う。オリジナルのジャケットは海パンのさわやかな若者だったのに、思わせぶりなお芝居で再発されたのは、要するにご本人がオヤジになったということか。(Slow Dancer / Boz Scaggs  1974 Columbia)
posted by あおのり at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック

2022年03月14日

モーメンツ / ボズ・スキャッグス     CD

bozmoments.jpg

ボズ・スキャッグス(vo, g)と言えばAOR(オトナのロック)ということになるけど、もともとはブルーズマンで、白人のブルーズが盛んだったイギリスに渡ってみたり、スティーヴ・ミラー・バンドにギタリストとして参加したりしていた。これは「シルク・ディグリーズ」でブレイクする前の作品で、ストレートなロックン・ロールからどう抜け出すのか、苦闘しているようだ。ソウル風、カントリー風、ブルーズ風、ゴスペル風、チャイナ風……と曲調はさまざまで、インスト・ナンバーまで入っている。ベン・シドラン(key, vib)、デヴィッド・ブラウン(b)、コーラスにはリタ・クーリッジなど腕利きが集まっていて、一曲ごとの完成度は高い。メジャー・レーベルだったのに日本で発売されなかったのは知名度がなかったのと、アルバムのまとまりに欠けていたのがネックだったのか。(Moments / Boz Scaggs   1971 Columbia)
posted by あおのり at 10:12| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック

2022年03月02日

暗黒の世界 / キング・クリムゾン     LP

kingcrimsonstarless.jpg

高校生の頃に、夢中になって聴いていた。でもうB面がインストゥルメンタルの即興演奏がメインだったので、ヴォーカルが入って聴き易いA面ばかり聴いていたような気がする。ジョン・ウェットン(b)のハスキーなヴォーカルは男っぽく、セクシーだ。いま聴けばB面も決しては冗長ではないし、スリリングで楽しめる。ロバート・フリップのギターは超絶的にカッコ良くて、それがハードロックの速弾きとはまるで違うのが凄い。ビル・ブルーフォードのシャープなドラミングも炸裂している。(Starless And Bible Black / King Crimson   Atlantic 1974)
posted by あおのり at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック

2022年02月08日

アヴァロン / ロキシー・ミュージック    LP

avalon.jpg

ロキシー・ミュージックの8枚目にしてラスト・アルバムで、ブライアン・イーノも抜けて久しく、前衛的な色合いは全くない。心地よい響き、安らぎに満ちた桃源郷を志向するような音作りで、楽曲の完成度も圧倒的に高い。冒頭のフィル・マンザネラのギターのディレイから、もうヤラれてしまう。インストゥルメンタル・ナンバーもまた良い。AORとしては、スティーリー・ダンのやはりラスト・アルバム「ガウチョ」と双璧の完成度と言える。こんなアルバムを作ってしまうと、やることがなくなってしまうものなのだろうか?

そもそもブライアン・フェリー(vo)はキング・クリムゾンのオーディションで落ちてしまったが、ロバート・フリップがその声を惜しんでレコード会社に紹介したらしい。このアルバムが大ヒットしてヨーロッパツァーに出るときには、キング・クリムゾンを前座に従えたそうだけど、それは恩返しだったのか、嫌がらせだったのか、偶然だったのか。(Avalon / Roxy Music   1982)
posted by あおのり at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック