
マイケル・ヘッジス(1953〜1979)は日本では押尾コータローなど、多くのアコースティック・ギター奏者に影響を与えたとされる人だ。フォークソングがルーツらしいが、ヴォーカルもこなしたし作曲の才にも恵まれていたので、交通事故で早世したのが惜しまれる。これはヘッジスの才能に驚いたウィンダム・ヒルのウィリアム・アッカーマンが制作したファースト・アルバム。とかく超絶技巧とか変則チューニングで語られるが、情景が浮かんでくるような表現や余韻の美しさが印象に残る。(Breakfast In The Field / Micael Hedges Windham Hill Records 1981)