
ラルフ・タウナー(g, p)は「オレゴン」とは別に、「ソルスティス」というグループでも活動していた。メンバーはヤン・ガルバレク(ts,ss,fl)とエヴァーハルト・ウェーバー(b, cello)、ヨン・クリステンセン(ds)と、当時のECMオールスターと言っても良い。ECMには2枚のアルバムを残しており、これはその二枚目にあたる。光と闇、幽玄と熾烈、相反するものが交錯するような、深みを湛えた世界だ。鼓舞されたガルバレクがいつになく熱くブロウする場面もあるし、沈黙に切れ込みを入れるタウナーもスリリングで、四人が音に没入している。(Sound and Shadows / Ralph Towner Solstice 1977 ECM)
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