
「太陽王」とも称されたルイ14世は、朝から晩まで音楽漬けだったようだ。寝室で眠りにつくときも、限られた演奏家に音楽を奏でさせていた。そんな光景が目に浮かぶような、「Le Trio Royal」の三人組による演奏。ユングヘーネルはリュートとテオルボ、他の二人はフルート・トラヴェルソと、ヴィオラダ・ガンバを奏でる。5人の作曲家の作品が取り上げられているが、いずれも知らない人たちで、読み方も分からなかったりするので、名前はスキップさせてもらう。「宮廷音楽」からイメージされるようなギンギラギンではなくて、素朴でしみじみとした演奏を楽しめる。(Music At The Court of Louis XiV / Le Trio Royal 1993 Deutsche Harmonia Mundi)
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