2022年07月15日

アンプラグド / エリック・クラプトン

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カバーのデザインはこれ以上なく安っぽく、最悪の部類に入る。後述するけどオーディオ的にも最悪で、それでも名盤に数えられているのは企画勝ちだ。「アンプラグド」(つまりはアンプにつながない)のMTV番組で15曲を弾き語りした音源が、そのままCD化されている。アンプラグド・ブームを代表する作品となり、グラミー賞をもらっている。

腕利きのサポートメンバーは気心の知れた人たちで、くつろいだ雰囲気でステージが進行していたようだ。クラプトンが少年時代に親しんだブルーズ・ナンバーに、亡き子に捧げた「ティアーズ・イン・ヘヴン」や「いとしのレイラ」がちりばめられている。簡潔に言い切る切れ味の良いギター、そして表情豊かなヴォーカルで、ブルーズマンとしてすっかり成熟したクラプトンを無加工で味わえる一枚。ただし音はパキパキと妙に硬くて、トーンコントロールで高音を絞ってやらないと耳に刺さってくる。それに曲間になると、「ぶぉーん」とけっこうなノイズが乗っていたのが分かる。(Unplugged / Eric Clapton   1992)
posted by あおのり at 21:23| Comment(2) | TrackBack(0) | ロック
この記事へのコメント
ワタクシ、音もジャケ写もビデオ映像から落としたんではないかと、そんな風に勘ぐっておりまして…はじめはアルバムを出す予定なんか無かったが、放映後あまりにも評判が良かったものだから急遽発売決定し、えいやっ!っとやっつけた仕事がこの結果なんではないかと、そう邪推しております。
Posted by 関口 at 2022年07月16日 20:10
まさにその通り!で、ビデオ映像の副産物としか思えない代物ですね。

「ヒットを狙う」とか「傑作をモノにする」とかじゃなくて、彼らがアットホームに音楽を楽しんでいるのが大うけした要因の一つだと思います。制作サイドもローコストのやっつけ仕事でグラミー賞ですから、ウハウハだったでしょうね。
Posted by あおのり at 2022年07月16日 22:27
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