2022年06月16日

CD9 ヘンデル 鍵盤組曲 / スヴャトスラフ・リヒテル

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ヘンデルの鍵盤組曲から第2番、第9番、第12番、第14番、第16番を収録。録音日はすべて1980年7月31日なので、演奏会のプログラムそのままではないかと思われる。ヘンデルは「メサイア」や「水上の音楽」が有名だけど、親しみやすい旋律と構成美には鍵盤奏者としての才能が詰まっているのだと思わせる。いまなら「何でピアノで弾くの?」と古楽器での演奏を求められそうだけど、リヒテルはピアノならでは機能性を活かしてダイナミックな演奏を聴かせてくれる。それでいて典雅な味わいは、しっかり保っている。

いくら「ソ連」でも1980年にもなれば録音が良いだろうと思ってしまうし、確かに60年代よりは格段に良いとは思う。加工されていない素直な音なんだけど、全体的にちとかすんでいるように感じる。「ドイツ・グラモフォンだったら、もっとうっとりできるだろうに」と思うと、リヒテルが気の毒だ。
posted by あおのり at 16:59| Comment(0) | TrackBack(0) | Legendary Soviet Recordings
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