
リタ・シュトライヒ(1920〜1987)はソ連のアルタイ地方に生まれ、ドイツで育ったソプラノ歌手。コロラトゥーラの技巧、数ヶ国語で歌えるレパートリーの広さ、そして美貌も兼ね備えていたので、大活躍した人らしい。グラモフォンがプロモーション用に録音したものが、CD化されている。モーツァルトの「魔笛」の「夜の女王のアリア」ほか、ロッシーニ、ウェーバー、ヴェルディなど、全12曲で、古い録音でレンジが狭く、2曲を除いてモノラルだけど、聴きにくいということはない。(1954〜1958年)
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