
2006年に録音されているので、ECMに音源を持ち込んで日の目を見たということだろうか。細川俊夫は1955年生まれ、長らくドイツに学んでと日本をドイツを拠点に活動してきた。児玉桃はパリ在住で、細川とのコラボレーションを積極的行っていた。「ゲンダイオンガク」というと腰が引けるが、沈黙から音が生まれるプロセスとでも言えばよいのか、モーツァルトへの美しいオマージュになっている。モーツァルトのピアノ協奏曲第23番は、耳を傾けているうちに美しい世界に没入していくような演奏になっており、まさしくモーツァルトへのオマージュになっていると思う。(Hosokawa / Mozart / Momo Kodama Seiji Ozawa Mito Chamber Orchestra 2021 ECM New Series)
当方のブログアドレスは以下の通りです。
https://jazz.txt-nifty.com/kudojazz/2021/03/post-9ad415.html
そうですね、モーツァルトへのオマージュということで企画の意図がはっきりしていますね。「小澤征爾」の意外性は、「買わない人」と「買いたい人」を生むでしょうが、私は後者でした。