2023年01月31日

スティル・ライヴ / キース・ジャレット     2LP

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キース・ジャレットが慢性疲労症候群で休養する前、ミュンヘンでのライヴ。何となく、復帰直後の「アフター・ザ・フォール」と雰囲気が似ている。病み始めと、病み上がりといういことだろうか。このトリオの最高潮は94年のブルーノート・ライヴだと思うのだけれど、まだこってりと濃密な空間にはなっていないような気がする。デジタル録音なのに、どういうわけかCDをお店で聴いたときにはあんまりパッとしなかった。内容が気に入っている人は、ぜひLPでも聴いてみて欲しい。(Still Live / Keith Jarrett   1986 ECM)
タグ:ECM
posted by あおのり at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1980年〜

2023年01月30日

CD97 イタリアへの旅 / クリストフ・ダンゲル

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クリストフ・ダンゲルはドイツのチェロ奏者で、このアルバムはヴィヴァルディなど18世紀のイタリアの作曲家の作品を取り上げている。ダンゲルがチェロでソロを弾くあいだ、5人の奏者がバックを務めている。さすがのヴィヴァルディもヴァイオリンがソロの曲とは勝手が違うのか、イケイケで押していく感じがしない。愁いをふくんだゆったりとした雰囲気は、また良いものだと思う。(Viaggio Italiano / Christoph Dangel    2013 Deutshe Harmonia Mundi)
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2023年01月29日

CD40 ブラームス ヴァイオリン・ソナタ第1番 他 / ダヴィッド・オイストラフ

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オイストラフはブラームスのヴァイオリン・ソナタ第1番(1957年)、グリーグのヴァイオリン・ソナタ第1番(1957)年を、レフ・オボーリン(p)と演奏している。もう一曲はショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲第3番で、こちらにはオイストラフは入っていない。パーソネルは記名されいているが、録音年は不明。おどけた旋律が楽しい。いずれの曲もモノラルだけどソ連ものの割には録音が良く、ゆったりと音楽に浸ることができる。
posted by あおのり at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | Legendary Soviet Recordings

2023年01月28日

CD96 ティント / ロス・オトロス

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ロス・オトロスはヴイオラ・ダ・ガンバやバロック・ギターなど、撥弦楽器を用いた三人組。ここでは17世紀スペインのバロック音楽を演奏しているようだ。ほとんど情報がない盤だけれど、聴いているぶんには心地が良い。素朴でメロディアス、どことなく中近東の風味が漂っている。(Tinto / Los Otros   2002 Deutsche Harmonia Mundi)
posted by あおのり at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | Deutsche Harmonia Mundi 100

2023年01月27日

アフター・ザ・フォール / キース・ジャレット    2CD

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慢性疲労症候群のために2年間の休養を余儀なくされたキース・ジャレット(p)が、1988年の11月にゲイリー・ピーコック(b)、ジャック・デジョネット(ds)との「スタンダーズ」で復活ライヴを果たした。会場はキースの自宅から車で1時間ほどのニュージャージー・パフォーミング・アーツ・センターで、DATを持ち込んで録音されたらしい。これがモノラルとしか思えない録音なのだけれど、演奏は悪くない。キースは病み上がりということもあって激しさは感じられないけど、三人の息がしっかりと合っている。また一緒に演奏できる喜びに満ちていると言っても、良いのだろう。「サンタが街にやってくる」にはちと驚いたけど、聴きなれたビバップ中心の選曲も嬉しい。(After The Fall / Keith Jarrett Gary Peacock Jack DeJohnette   1988 ECM)
タグ:ECM
posted by あおのり at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1980年〜