
キース・ジャレットが慢性疲労症候群で休養する前、ミュンヘンでのライヴ。何となく、復帰直後の「アフター・ザ・フォール」と雰囲気が似ている。病み始めと、病み上がりといういことだろうか。このトリオの最高潮は94年のブルーノート・ライヴだと思うのだけれど、まだこってりと濃密な空間にはなっていないような気がする。デジタル録音なのに、どういうわけかCDをお店で聴いたときにはあんまりパッとしなかった。内容が気に入っている人は、ぜひLPでも聴いてみて欲しい。(Still Live / Keith Jarrett 1986 ECM)
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