2022年08月28日

テレビでオペラを観る プッチーニ 「トゥーランドット」

だいぶ前の話になるけど、英国はロイヤル・オペラのブルーレイ・ディスクをセットで購入した。わが家のテレビは50インチなので、DVDとブルーレイの違いはほとんど分からないと思う。今日は日曜日なのにまた雨が降ってしまい、出かける気にもならず、「トゥーランドット」を観てしまった。

「観てしまった」のは、あらすじがとんでもなくリアリティに欠けるのに、音楽と演出が素晴らしいからだ。「トゥーランドット」がお好きな方には申し訳ないけど、アホ丸出しの王子カラフになぜ賢い召使いのリウが惚れるのか、そのカラフもまたどうして頭のオカシイお姫さまのトゥーランドットに執着するのか、リウが死んだのになぜカラフとトゥーランドットが平気で結ばれるのか、いろいろと気になってしまうと、何だかもうシラけてしまうのだ。

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(左がリウ、右がカラン)

キャストでは日本の中村恵理さんがリウを見事に演じて、カーテンコールでも盛大な拍手を受けていた。興ざめだったのがカラフ役の人で、歌は良いとしてもメタボでやたらに「強そう」なのだ。横暴な役人に捕えられる場面でも、ピンポンパンの三人組なんかひと蹴りでやっつけそうな勢いなんである。トゥーランドット役の人も歌はすごいとしか言いようがないけど、表情に鬼気迫るものがあるというか、もう怖すぎるのだ。ああだこうだと文句を言いながらもつい観ちゃうのは、結局は「好き」ということになるんだろうか。
posted by あおのり at 21:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽と音楽家