2022年08月11日

グラド リファレンス

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アメリカの「グラド」(Grado)はヘッドフォンのメーカーとしてもおなじみだけど、長年にわたってカートリッジを作り続けている。創業者はMC型のカートリッジを開発したものの、限界を感じてFB(フラックス・ブリッジ)型を開発したとのことだ。MM型はカンチレバーの本体側に磁石を、MC型はコイルをつけているけど、それが自由な動きを妨げているので、円盤を動かすことで発電する方式らしい。MI(ムーヴィング・アイアン)型の一種と言っても良いのだろう。

安価な「プレスティッジ・シリーズ」は金属製のボディに、樹脂製の針がついている。この「リファレンス・シリーズ」はエポキシ樹脂を充填して、さらに木製のボディをかぶせているので、付帯音を排除する発想のようだ。実はいただきもので、シュアーのタイプVでジャズを聴いている方が「おとなしくてネ。クラシックには良いだろうけど」とくださった。ぼくは得体の知れないシュアーのカートリッジが遊んでいたので、差し上げた。

木製のボディなので、山本音響工芸の木製のシェルに取りつけてある。ぼくのターンテーブルは、シートを厚いフェルトから、47研究所の薄い革製に換えた。アームの水平バランスが取れなくなって、2mmのカーボン製スペーサーをかましてある。見た目はスッキリしないけど、付帯音が取れて良い感じだ。音質はシュアーと比べると、たしかにおとなしい。高音域のシャカシャカした感じがなくて、濃密な中音域を楽しめる。ジャズでも悪くはないけれど、ヴォーカルにはとても良い。クラシックのレコードは、持っていないので……。
posted by あおのり at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ