2022年08月04日

吉松隆 プレイアデス舞曲集 / 田部京子    CD

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吉松隆が30代の前半に折に触れて書きとめたピアノ曲たちが、プロデューサー磯田健一の目に留まって出版された。1分台のものから、長いものでも3分に満たない曲で構成されているが、7つの旋法、7つの拍子で作られていて、バッハのインヴェンションから着想されたらしい。「古典として弾かれるべき作品」(磯田)が、工学部を中退した作曲家によって書かれて、獣医学科を中退したプロデューサーによって世に出たのは、辺縁からの革新が主流になるという流れに則っているとは言えまいか。田部のキラキラ輝くピアノの音に身を任せていると、コムズカシイことはどうでも良くなる。「夢でも見るように聴いてほしい」と、作曲者も言っている。(Takashi Yoshimatsu  Pleiades Dances / Kyoko Tabe   1996 Denon)

posted by あおのり at 16:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 現代音楽