
アリルド・アンデルセン(b)の3枚組ボックスの一枚。つきあっているのはユハニ・アールトネン(ts, ss, fl)、ラーシュ・ヤンソン(p)、ポール・トーセン(ds)の面々で、ヤンソンしか知らなかった。ほとんどがアンデルセンの自作曲で、アールトネンはロリンズばりの豊かなトーンでサックスを吹くし、気合の入ったフルートは出色だ。アンデルセンのベースも温かい音色でたっぷり響いており、70年代ECMの耽美系録音ではあってもホットな印象を受ける。それがためにCD化されていなかったのかもしれないけど、アルバムとしての出来は良く、濃密な音空間に浸ることができる。(Shimri / Arild Andersen 1976 ECM)
タグ:ECM