2022年05月19日

CD63 チプリアーノ・デ・ローレ  ヨハネ受難曲 / ウェルガス・アンサンブル

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チプリアーノ・デ・ローレ(1516〜1565)は、イタリアで活躍したフランドル楽派の作曲家。音楽史的にはジョスカン・デ・プレの流れを組んで、モンテヴェルディに至る間にいる人らしい。受難曲はドラマチックに組み立てられているものが多いが、半音進行の美しい旋律が簡素な伴奏で歌われる。これほど心洗われる、清らかさを感じる演奏はなかなかないと思う。(Cypriano De Rore  Passio Domini Nostri Jesu Christi Secundum Johannem / Huelgasu Ensemble Paul Van Nevel  1990 Deutsche Harmonia Mundi)
posted by あおのり at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | Deutsche Harmonia Mundi

2022年05月18日

MAROの"偏愛"名曲案内 〜フォースと共に / 篠崎史紀

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NHK交響楽団のコンサート・マスター、篠崎史紀さんは「MARO」の愛称で親しまれている。N響の演奏をテレビで観ると、指揮者との対談や解説をしていらっしゃることもある。クラシック音楽の解説書は、得てして作曲者の生涯やら歴史的経緯、音楽理論上の立ち位置など、「演奏」や「音」からかけ離れたところで小難しく語られることが多いが、ここでは演奏することで見えて来た景色が著者の言葉で語られている。掲載されている曲を聴きながら、パラパラとめくっては連想をめぐらすのが楽しくなる本だ。「フォースと共に」はもちろん映画「スター・ウォーズ」からの借用で、アタマで考えるなということか。バカボンのパパも、「これでいいのだ」と言っている。
posted by あおのり at 15:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

ユー・ゲット・モア・バウンス・ウィズ・カーティス・カウンス     CD

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若い女医さん?が胸に聴診器をあてて、恍惚の表情を浮かべる……って、かなりワケのわからんデザインだ。死にかけていたお婆さんが「おお、生きてるぞいっ」だったらまだ分かるけど、そんなの誰も見たくないだろうしなあ……とか下らないことを考えてしまう。もっとマトモなタイトルとジャケットだったら、「ウェスト・コースト・ジャズの傑作」として日本のファンに愛されていただろうにと残念だ。

カーティス・カウンス(b)の他には、ハロルド・ランド(ts)、ジャック・シェルドン(tp)、カール・パーキンス(p)、フランク・バトラー(ds)と、名手がそろっている。出だしからありきたりではなく、シンバルの強烈な一閃で始まる。マイナー・レーベルにリーダー作を吹込んで夭折した、パーキンスをたっぷり聴けるのは嬉しい。この人はロカビリーの歌手と同姓同名で、子ども時代に事故で左腕の自由を失ったが、絶妙なコンピングのスタイルを作り上げた。ランドは良くスイングするし、安定感も抜群だ。シェルドンはこれほどの切れ味があるのに、なぜゆえコメディアンみたいなことを熱心にやっていたのか不思議。バトラーの小気味良くスイングするドラムは心地良い。リーダーのカウンスが一番目立たないのだけれど、全体に目配せをしながら安全運航に努めていて、これぞベーシストの鑑と言えるだろう。(You Get More Bounce With Curtis Counce / Curtis Counce Group   1957 Avid Jazz)
タグ:contemporary
posted by あおのり at 09:31| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1950年〜

2022年05月17日

CD4 ベートーヴェン ピアノ・ソナタ / スヴャトスラフ・リヒテル

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リヒテル(1915〜1997)は日本のヤマハを愛用したことでも知られる、ロシアを代表するピアニスト。ベートーヴェンのピアノ・ソナタの巻末を飾る、第30番(1972年)、第31番(1965年モノラル)、第32番(1975年)を収録。第32番だけは咳が聴こえず、セッション録音のようだ。録音は良好とは言い難いが、ふくよかなピアノの響きは十分に伝わってくる。そしてダイナミック・レンジは驚くほど広く、アナログLPだったらフォルテシモで針が跳びそうな勢いだ。
posted by あおのり at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | Legendary Soviet Recordings

2022年05月16日

CD62 ロイスナー リュート組曲集 / コンラート・ユングヘーネル 

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エザイアス・ロイスナー(1636〜1679)は現在のポーランドに生れ、リュート奏者として名声を築いて、ベルリンでハプスブルグ家のお抱えになった。短い舞曲をつないだ組曲、<アルマンド〜クーラント〜サラバンド〜ジーグ>の順番はこのロイスナーが始めたらしい。収録された6つの組曲のうち5つが短調ということもあって、もの憂い感じに浸る音楽だ。録音は素晴らしく、張りのあるパリッとした音色からは、目の前で演奏されているようなリアリティを感じる。(Esaias Reusner Lute Suites / Konrad Junghänel  1991 Deutsche Harmonia Mundi)
posted by あおのり at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | Deutsche Harmonia Mundi