
スペイン・バロックの作曲家、アントニオ・デ・リテレス(1673〜1747)が1708年に発表した、神話をもとにしたオペラ作品。同年に同じ題材で、ヘンデルが英語で作曲している。スペインらしくフラメンコのような歌唱もあり、カスタネットを鳴らしながら、情熱的、開放的に進行していく。横恋慕した神様が、嫉妬から羊飼いの男を殺してしまうというお話だけど、楽しそうな雰囲気だ。(Antonio De Literes Acis Y Galatea / Al Ayre Espanol Eduardo Lopez Banzo Deutsche Harmonia Mundi 2001)