2022年01月31日

ジャズ・ワークショップ / アル・コーン    CD

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トランペット4本と、アル・コーンのテナー。不思議な組み合わせを提案したのは、RCAのジャック・ルイス氏とのこと。トランペットはジョー・ニューマン、サド・ジョーンズ、ジョー・ワイルダー、ニック・トラヴィス(曲によってワイルダーと交替)の5人で、これにピアノ・トリオの3人とフレディ・グリーンのギターが加わる。中間派のくつろいだ雰囲気が基調だけど、トランペットのアンサンブルとバトル、トランペットをバックにしたコーンのテナーなど手を変え品を替えを楽しめる。(The Jazz Workshop Four Brass, One Tenor...Al Cohn   1955 Avid Jazz)
タグ:RCA
posted by あおのり at 13:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1950年〜

2022年01月30日

CD30-32 ヘンデル 合奏協奏曲集 作品6 / コレギウム・アウレウム

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表題曲は第1番から第12番まであり、コレッリの12曲からなる「合奏協奏曲 作品6」をモデルに作られたとされる。短い曲が数曲組み合わされて第1番、第2番……と構成されているが、最終曲で盛り上がることもないので、CDをかけて聴き始めると、曲の境目がよく分からないまま最後まで行ってしまう。プログラミング再生すれば良いのかもしれないけど、それもまた面倒という具合で、垂れ流し再生してしまう。曲も演奏も本当にきれいで、生き生きとしている。王侯貴族のもてなしの音楽なのかもしれないけど、日本人の大半は飢える心配もなく、ガソリン馬車を乗り回し、電気召使いまで抱えている。当時の人たちから見たら、王侯貴族の暮らしをしていると言っても良いのではないだろうか。(Georg Friedrich Haendel  Concerti Grossi Op.6 / Collegium Aureum  1967, 1975  Deutsche Harmonia Mundi)
posted by あおのり at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | Deutsche Harmonia Mundi

2022年01月29日

アキュフェーズ E-480 納品

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お店で試聴して選んだアンプ、Accuphase E-480が納品された。この重さになると、ひとりでラックに収めるのがどうにも心もとない。あくせく苦労した挙句にアンプに傷をつけたとか、スピーカーを飛ばしちゃったとか、そんな事故は防ぎたかった。まずはe-305Vの音を聴いてもらい、ラックに収納したE-480に結線して音を出してみた。つないだばかりのアンプはまず鳴らないものだけれど、最初から「これは良い!」と思った。音の密度感、透明感、歯切れの良さ、広がり方……もう全然違うのだ。

ふだんジャズやロックはマーク・オーディオの alpair7P、クラシックはクリプトン KX-0.5P と使い分けているので、スピーカーごとに印象を(CDPはアキュフェーズ DP-430、サブウーファーにKEFのKUBE10を使用)。まずalpair7Pで、マイルス・デイヴィスの「カインド・オブ・ブルー」から「ソー・ホワット」を。出だしのテープのヒスノイズがリアルに聴こえるは、アンプのノイズフロアが低いのだろう。ベースは深々と響き、マイルスのアドリブに入るとジミー・コブの乾坤一擲のシンバルが厚く鮮烈に響く。トランペットの音色の変化が巧みに描かれ、コルトレーンのテナーサックスの豊かな音量がよく分かる……もうここまでくると、「音」じゃなくて「音楽」を聴きたくなる。ちょっと不思議なのは、前のe-305Vのときに感じていたパリパリとした紙臭い感じが取れてしっとりした感じになったことだ。それでいて、スピード感のある跳ぶ音は爽快だ。

藤井さんのブログには「合わないジャンル」として「フュージョン、ロックといった開放的な躍動感、ある意味暴力的表現が必要とされる音楽」と形容されているが、そういう感じはしない。試しに暴力的な?ブルース・スプリングスティーンをかけたら、スカッと気前よく鳴ってくれる。まあお上品と言えばお上品だけど、もっと泥臭いフィーリングが欲しかったらスピーカーを替えるしかないだろうと思う。ロックはダイナミック・レンジが狭いので、S/N比や瞬発力よりも、ヴォーカルのサ行がひっかからないことの方が心地良く聴ける条件ではないだろうか。

次にクリプトンでの管弦楽。シャルル・デュトワ指揮、モントリオール交響楽団によるレスピーギの「交響詩 ローマの祭」。まず音場がきれいに横に広がる。オーケストラの音がほぐれて、弦楽器がダンゴにならない。金管楽器の輝き、オルガンの低音もリアル。弱音部から強奏部まで、ゆるぎない安定感をもって音が広がってくれる。第3楽章のマンドリンも、弦がくっきりと響く。e-305Vで聴いていたときも「良い音だな〜」と思っていたわけだけど、あれは何をもって「良い」と感じていたのか、分からなくなってしまう。それほどインパクトが大きい入れ替えだった。

ここ半年ほどでスピーカーとアンプを入れ替えたわけだけど、どちらにしても「お金」では決めなかった。スピーカーは20万円代前半の機種で、「これでずっと行こう」という覚悟を決めるには安かったけど、うんと高い海外ブランドの機種よりも魅力を感じたので導入した。かたやアンプは税別55万円で、コストのバランスから言ったらうんと贅沢だ。エントリー・モデルのE-280ですら、贅沢なのだから。そこまでつぎ込んでもスピーカーが反応しなかったらムダ遣いだけど、結果的には2組のスピーカーともしっかり反応してくれたから、つぎ込んだ甲斐があったというものだろう。
posted by あおのり at 21:17| Comment(6) | TrackBack(0) | オーディオ

エンリコ・ラヴァ・カルテット    CD

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エンリコ・ラヴァ(tp)、J-F ジェニー・クラーク(b)、アルド・ロマーノ(ds)のヨーロッパ勢が、ラズウェル・ラッド(tb)を迎えて吹き込んだトンがったジャズ。最強の布陣だけどフリーで突っ走るのではなく、メインストリームから軸足をずらしたくらいの美味しいところを狙っている。中途半端と言えばそうなのかもしれないけど、ECMが放ったホットなジャズの中では屈指の名盤だと思う。ECMにしてはリヴァーブが弱めで、ロマーノのシンバルワークの切れ味などは絶品だ。(Enrico Rava Quartet   1978 ECM)
タグ:ECM
posted by あおのり at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1970年〜

2022年01月28日

ゴー・マン / ソニー・クリス    CD

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ソニー・クリス(as, 1927〜1977)はチャーリー・パーカーの後を追った人だけど、ルー・ドナルドソンやソニー・スティットなどに比べて影が薄かった。来日直前にピストル自殺を遂げたのは、過小評価に絶望して……とも言われている。テクニックはあると言うかあり過ぎで、フルトーンで鳴り渡る。「哀愁を感じる」という人もいらっしゃるようだけど、コテコテのど演歌の哀愁だ。フレーズも粘っこくて、ワン・アンド・オンリーなのは敬服するけど疲れてしまう。しゃれたジャケットと、ソニー・クラーク(p)、ルロイ・ヴィネガー(b)、ローレンス・マラブル(ds)の面子に惹かれて購入したものの、あまり聴かないでいる。(Go Man! / Sonny Criss   1956)
posted by あおのり at 16:59| Comment(2) | TrackBack(0) | ジャズ 1950年〜