2021年10月13日

ダブル・プレイ / アンドレ・プレヴィン & ラス・フリーマン   CD

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ラス・フリーマンがシェリー・マンのグループで演奏しているとき、自分がソロをとっているときはだれもコンピングしてくれないことに、ハタと気づいたのだとか。左手は他の奏者がプレイしているときと同じく、コンピングに動員されてしまう。「だったら、もう一人のピアニストにやってもらおう」ということで、アンドレ・プレヴィンとの共演になった。ベースはおらず、シェリー・マンとのピアノ・トリオ。大リーグの応援歌「私を野球に連れてって」から始まるが、あとは二人のオリジナル曲で丁々発止のやりとりが続く。趣向が大当たりした、傑作アルバムと言えるだろう。ステレオ録音なので左と右でピアニストを聴き分けられるけど、どっちがどっちなのかが分からない。原盤はContemporaryで、ロイ・デュナンの手になる録音はお約束通りで鮮度感抜群だ。(Double Play! / Anbdre Previn & Russ Freeman  1957 Aid Jazz)
タグ:contemporary
posted by あおのり at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1950年〜

CD49 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 他 / スヴャトスラフ・リヒテル スタニスワフ・スクロヴァチェフスキ指揮 ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団

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表題曲は録音の古さが音質にそのまま出ている感じもあるが、圧倒的な演奏に引き込まれて行く。それはリヒテルの意志通りに寸分の狂いもなく構築された音の塊であったり、しみじみ語りかけるような音の流れであったりするのだけど、ほぼ休みなく弾きまくる曲なのも凄い。表題曲の後は、ラフマニノフの前奏曲が6曲収録されているが、こちらもリヒテルの凄味を味わうことができる。(1959年録音)

posted by あおのり at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | Grammophon 111 Red

こわれもの / イエス    LP

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このアルバムから、リック・ウェイクマン(key)が参加。前任のトニー・ケイはオルガン奏者を貫きたくて脱退したらしいが、ウェイクマンはピアノ、ハモンド・オルガン、メロトロン、ミニ・モーグ・シンセサイザー、クラヴィネットなどの鍵盤楽器を周りに積み上げて弾いていた。この「こわれもの」から「危機」、「海洋地形学の物語」まで、彼が参加していた頃を黄金期とするファンは多いと思う。

冒頭の「ラウンドアバウト」から「イイ!」と思ってしまうのは、曲の良さだけではなくて、音も良いからだ。ぼくが持っているのは新鮮プレスの「見本盤」で、テープノイズもしっかり入っているし、アコースティック・ギターがすぐそこで弾いているようにナマナマしい。表題は「録音時の関係性」ということで、だからメンバーのソロが収められているのだろう。それとも「ソロをやらせろ」でそんなことになってしまったのか。今もって古びていない(←ジジイだから、そう思うのかも)し、演奏力は圧倒的だ。当時は「ロックでこんなことまでできるのか」とみんなびっくりしたのではないだろうか。(Fragile / Yes   1971 Atlantic)
posted by あおのり at 09:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ロック