2021年10月09日

1950〜60年代のジャズを聴く(アンプ編)

アンプはスピーカーのようには、個性がはっきりしない。と言って、どうでも良いものでもない。だから難しい。使っているうちに気に入らなくなってきて、次のアンプを物色し始めることもあれば、壊れるまで使い続けたくなるアンプもある。幸福な出会いがあれば、修理可能な限り使い続けるということもあるだろう。ぼくの場合は、サンスイのAU-D907Xが壊れるまで使い続けたアンプだった。

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1984年発売の、サンスイのいちばん力が入っていたころのプリメインアンプ。上級ラインの907シリーズだけあって、MC型カートリッジ用のトランスまで積んでいた。これは本当に長い間、愛用していたのだけれど、電源を入れてしばらくすると保護回路が作動するようになった。とうにメーカーでの修理は無理だったし、修理工房に出すのも面倒になって、オークションに出してしまった。それからが苦難の道のりで、昔のオンキヨーのセパレートに手を出してみたり、ヴォリュームとセレクターのみのシンプルなオルトフォンを使ってみたり、鈴木哲さん(フィリップス、ソウルノート)のファンになってみたり、ラックスマンの大型プリメインアンプと添い遂げるかと思いきやアキュフェーズに換えてみたりと、妻からは「もうちょっと落ち着くことはできないのか」とからかわれる始末だった。

いまはアキュフェーズらしからぬアキュフェーズの e-305Vで落ち着いていて、おそらくは定期的にメンテナンスに出して使い続けることになると思う。AUD-907Xとの共通点は、素直でウォームな音調と低音に力があることだと思う。ハイエンドの高分解能や、高S/N比(静けさ)、超低歪率は要らないと思うし、むやみにアンプにお金をかける必要はないと思う。ただ壁コンセントやタップ、電源ケーブルなど、電源環境を調えていくのは良いことだと思っている。
posted by あおのり at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | オーディオ

プレイズ・ファッツ・ウォーラー / 高瀬アキ   CD

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アマゾンにレビューが投稿されていないのは、ジャケットに恐れをなして近寄らない人が多いのだろうか。ぼくは「人生色々あるのよね〜」みたいな雰囲気、嫌いではない。「浮気はやめた」や「ハニー・サックル・ローズ」の作曲でも知られる、ファッツ・ウォーラー(p)の世界に入りこんで遊んでいるのは、アキさんの他には5人のメンバーで、当然のことながら?ウォーラーばりのストライド・ピアノからフリー・ジャズまでの飛んだり跳ねたりで、万華鏡のように移り変わっていく。温故知新の秀作。(Aki Takase Plays "Fats" Waller   2003 enja)
タグ:ENJA
posted by あおのり at 19:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 2000年〜

チェット・ベイカー・カルテット フューチャーリング・ラス・フリーマン    CD

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Avid Jazz の2枚組CDで、アルバム4枚が収められている。ラス・フリーマンは西海岸のピアノの名手で、マーティー・ペイチがアレンジ力を発揮したのに対して、ハンプトン・ホーズと同じようにドライヴ感にあふれたピアニストとして良い録音を残している。共演者にも恵まれて、アート・ペッパー(as)やチェット・ベイカー(tp)と組んで、彼らの魅力を引き出していた。

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「聴いたことがある」と思ったら、このアルバムの別テイクを集めて、LP2枚にして発売したのが「クール・ベイカー」だった。原盤はPacific Jazzで、モノラル録音だけど音は良い。LPよりもこのCDの方が鮮明で、聴いていて気持ちが良い。煩わしい別テイクも入っていないし、よほど良いと思う。中古盤屋で「クール・ベイカー」を見かけたら、うちのレコード・ラックから放出されたものだと思ってください。(Chet Baker Quartet featureing Russ Freeman   1953 Avid Jazz)
タグ:PACIFIC
posted by あおのり at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ジャズ 1950年〜